世渡りと生きがいＮＯ31〜ＮＯ35
目次 D
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************ 世渡りと生きがい〔素読の行）vol 31*****************
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[ １ ] はじめに
[ ２ ] 漢文読み下し文
[ ３ ] 古典漢文
[ ４ ] 陰陽(易経）思考法
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[ 1 ] はじめに
テレビ、新聞を見ていてカタカナ言葉が多いことに、気が付きますで
しょうか、何でも英語をカタカナ言葉にして話している人が多いのです。
英会話が堪能ではない人に限って、カタカナ日本語を話したがる人が多い
ことです。
立派な日本語があるのですから正しい日本語を話す事が重要であると考
えます。 真の英会話を話すためには正確な日本語を学ぶべきです。
[ 2 ]古典読み下し文
司馬遷−史記
(1)断(だん)じて敢行(かんこう)すれば、
鬼神(きじん)も之(これ)を 避(さ)く。
(2)人面(じんめん)にして獣心(じゅうしん)。
(3)忠言(ちゅうげん)は耳に逆(さから)いて行いに利あり。
(4)持(じ)する所の者狭くして、
欲する所の者 奢(しや)なり。
(5)衣食足りて栄辱(えいじょく)を知る。
(6)士(し)は己(おの)れを知る者の 為に死し、
女は己(おの)れを説(よろこ)ぶ者の為に容(かたち)づくる。
[ 3 ] 古典漢文
(1)断而敢行、
鬼神避之。
(2)人面獣心。
(3)忠言逆於耳、利於行。
(4)所持者狭、而所欲者奢。
(5)衣食足而知栄辱。
(6)士爲知己者死、 女爲説己者容。
[ 4 ] 陰陽(易経)思考法
先日ハワイ沖で日本の船がアメリカ海軍の潜水艦に追突され９人の行方
不明者を出している、その何週間か前に日本で管制官のミスで、飛行機が
ニアミスを起こし乗客が怪我をしている。 海軍、又管制官の気の緩みが事
故の原因である。 どちらもアメリカ、日本の公務員の危機管理の無さが事
故を招き寄せている。
今問題になっていることは海底の船体を引き上げるか引き上げないかの意志
決定の問題である。 600メートルの海底に沈んだ船を技術的に難しいとア
メリカはコメントしている。
話は変わりますが１９４１年日本がハワイのパールハーバーの海軍船団を
突撃して戦争が勃発しましたがその沈めた船体は未だに海底に没したまま
である。 ６０年間海底には何百人ものアメリカ人が船体の中に沈んだまま
になっています。 アメリカ人の死にたいする考え方が日本人の考え方と全
く違うように思われます。 遠い宇宙の探索、発見を可能にしてきたアメリ
カが６０メートル下の船体の引き上げに難色を示す考えは心の底に引き上げ
る価値がないという、宗教的か、伝統的かの本質的違いが見受けられます。
日本人の考えには６０歳は還暦風習があります、基に返る、今回の事件は
日本人にとって、重大な意味を持っているように思います。
６０年前の真珠湾攻撃（パールハーバー攻撃）６０年後のパールハーバーの
潜水艦追突事故、ここにアメリカとの主従関係の終止符が打たれる兆しと
見えてきます。 陰陽で考えると日米の関係が陰陽逆転となると思われま
す。
従い、死にたいする思想的に考えからハワイ沖のえひめ丸の船体引き上げは
日本人が主導でアメリカが従で行われるようにしなければ引き上げ成功に
つながるようにならないでしょう。
注記) 両年の 干支(えと)
1941年 昭和16年12月8日 日本軍ハワイ真珠湾攻撃ー辛(かのと)巳(み)年
2001年 平成13年 ハワイ真珠湾にてえひめ丸沈没ー辛(かのと)巳(み)年
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************ 世渡りと生きがい〔素読の行）vol 32*****************
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[ １ ] はじめに
[ ２ ] 漢文読み下し文
[ ３ ] 古典漢文
[ ４ ] 陰陽(易経）思考法
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(1)はじめに
アメリカの海軍の醜態部が次々とあぶり出されて来ていますが、国全体
にとっても、競争国のロシャ（陰）が衰退して（陽）アメリカが精神
的に堕落が表面化してきた証しであろうと思います。
日本は今景気低迷を続けておりますが競争国となる国が出現することが
日本の再浮上するキッカケとなると予想しますが、中国となるのか韓国
となるのか、ほかの国になるのか、これからを期待しましょう。
(2)古典読み下し文
言志四録 ー佐藤一斎
物(もの)其の所を得(う)るを盛(せい)と為(な)し
物(もの)其の所を 失(うしな)うを衰(すい)と為(な)す
天下(てんか)人(ひと)有りて 人無く
財(ざい)有(あ)りて、財(ざい)無し、
是(こ)れを衰世(すいせ)と 謂(い)う。
簡訳: 物が必要な時にあることを景気が良いと言い、
物が必要な時にないことを不景気という。
人も財もあるが必要な場に人も、財もないことが
衰えた世の中と言う。
(3)古典漢文
物得其所 為盛。
物失其所 為衰。
天下有人而無人。
有 財而無財。
是謂衰世。
(4) 陰陽(易経)思考法
***** 科学と全学 *****
科とは割り当てる、当てはめる、分類、分ける、分析する、と言う意味が
ある(漢語林-大修館書店より)
科学は一つの学問を分類して又分けての学問である、従い専門家とは細か
い微小一部分を分析して詳細に解明している人である。
現在専門家がマスコミに出て発言をしている、時にはとんでもない突飛な
言葉をマイクに浴びせることがある、「愛国心などくそ食らえ」とか国会
の議員が総理大臣に向かって浴びせる言葉などは子供たちには聞かせたく
ない言葉が多いようである。
近代において、学力優秀、明晰で一分野のトップが自分の得意分野の考え
方を絶対善とまくし立て、片方のトップも自分の専門の考え方が絶対正と
豪語する討論があちこちで見られている。
科学、分析学の狭い視野の学問専門家は必ず1つの答を追い求めてその
答えにたどり着く習性をもっている従い自分の考え、意見は正しく、絶対
善と信じ込んでいる。 その自善者たちが互いの理論、意見を振り回して
押し付けているのであるから、善(陽)と善(陽)とでは 反発しあい意見はま
とまらない。
最近の討論や会話を聞いていると、自分の意見だけを押し付け、相手の
意見に対する反論でなく、言葉尻を捕らえて議論をしている。
議題に対する討論でなく言葉のぶつけ合いに終始している、互いに違う
内容をぶつけあって、互いの質問と解答がかみ合わないのである。
この最大の問題が宗教討論、闘争である、自らの宗教が素晴らしいと思え
ば思うほど、他の宗教の意見は耳に聞き入れなく我が意見を押し付けていく
集団となるのである。 宗教が分析学、科学になり下がってしまったのであ
る。
東洋古典の教えは分析学(科学)でなく** 全 学 **である。
論語、孟子は人間学にも、心理学にも、社会学にも学ぶものの求める物
によって与えられるのである。
現代では老子、荘子、易経の教えをノーベル賞化学者、脳生理学、心理学
医学 の人達によって研究され、発明発見の機微が隠されていると言わし
めている。
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************ 世渡りと生きがい〔素読の行）vol 33*****************
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[ １ ] はじめに
[ ２ ] 漢文読み下し文
[ ３ ] 古典漢文
[ ４ ] 陰陽(易経）思考法
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(1)はじめに
ハワイ、パールハーバー沖のえひめ丸の件でアメリカ駐日大使がコメント
で日本の真珠湾攻撃で沈んだ船と１０００体以上のアメリカ人は未だ引き
上げられていないことを言葉に出してきた。 両国の文化、習慣の違いが
表面化してきている。この事件を機に両国の基本的文化の違いを再認識し
ていく良い機会であろう。今までアメリカ 軍法内における裁判で多くの他
国の犠牲者を出す罪を犯しても有罪になったケースは皆無とマスコミでは
伝えている。
(2)古典読み下し文
古人(こじん）言う、天下の事過ぎれば則ち害有り。
雨沢(うたく)は善(よ)からざるに非(あら)ざるなり。
多きに過ぎれば則ち労(ろう)す。
其の害たるや旱(かん)と同じ。
今 善(ぜん)を為(な)すに意(い)有って、
心に任せて自ら是(ぜ)とする者は
皆雨沢(うたく)の労なり。
余(よ)も亦(また)往往(おうおう) 若(かくのごと)き人を見る。
然(しか)れども他人に非(あら)ざるなり。
自ら警(いまし)めざる可(べ)からず。
簡訳：すべての事は度が過ぎると害が有る。
雨の恵みも良くないことは無いが、
過ぎると水害となる。又逆の日照りも良くない。
善をなすと言って、心の思うままの好き勝手な行いを
する者も雨の恵が多すぎるのと同じである。
このような人を度々見るが他人事でない、
自分に置き換え、自らも反省すべきことである。
(3)古典漢文
古人謂 天下事過則有害。
雨沢非不善也。 過多則労。
其為害也与旱同。
今有意為善。 而任心自是者。
皆雨沢労也。
余亦往往見 若人。 然非 他人也。
不可不自警。
(4) 陰陽(易経)思考法
既知観を感じたことはないでしょうか。１０歳ぐらいの子供は遠足や旅行
に行くと、一度も来たことも無い場所の景色を見て、この景色は夢で見て
知っていると言う言葉を発することが多々あります。
純粋な子供たちは稀に次の日の試験用紙の内容も夢で見て当日試験
用紙を見て夢で見た内容と同じであることにびっくりする子供もおります。
この現象は鳥獣にも備わっている能力であり、人間本来にもすべての人が
持っている予知能力であります。 この能力は知識が豊富になると消失して
しまう能力です。 しかし知識が増した大人でもこの既知観を感じる状態に
為る人達がいます。それは身体が弱っている人達です、病院などにいきま
すと多くの身体の弱った経験を持った人たちがおりますが其の中にはこの
病院、病棟の手術室を以前に夢で見たことがあるのでびっくりしました。と
話す人が多いのです。
どうしてこの既知観を感じ、またどうして大人になると消失してしまうので
しょうか。学問的にこの見えないことを証明する術（すべ）は有りません。
本来本能として見えないものが観え、聞こえないものが聴こえ、未来の分か
らないことが解る能力は皆持っているのです。ただし知識が豊富になること
により、五官が感じるものがすべてという常識能力が勝ってしまい、その
本能が隠れてしまうのです。 そのかわりに隠れた能力を携帯電話、カメラ
インターネット、人工衛星、等で代行し補うようになっていきます。
この機器が行う能力はすべて人間の身体、頭脳に備わっているからこそ
機器が発明され、作られるのです。
従い頼り過ぎると人間本来の素晴らしい能力がますます隠れてしまい考え
なくなり単純な判断まで鈍くなり、多くの優秀な技術者、医学関係者たちが
基本的な過ちで多くの死傷者を出してしまいます。
現代の医学関係の過ちもアメリカ原子力潜水艦の追突事故も機械任せで
人間の判断まで省略したことが根本原因です。
現代ＩＴ,インターネット技術(（陽）すべて良くなると浮かれていますが人間
本来の能力と人間関係の和と信頼（陰）をおろそかにすればすべてが崩
壊していきます。
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************ 世渡りと生きがい〔素読の行）vol 34*****************
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[ １ ] はじめに
[ ２ ] 漢文読み下し文
[ ３ ] 古典漢文
[ ４ ] 陰陽(易経）思考法
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(1) はじめに
菜根譚の作は洪自誠（こうじせい）
「菜根を咬（か）み得れば百事（ひゃくじ）做（な）すべし」
の言葉からとったものと言われる。
その意訳は飾り気なく、物に心を奪われず人生を送れば困ることはない。
(2)古典読み下し文
＊＊ 菜根譚（さいこんたん）より＊＊
倹は美徳なり、
過ぎれば則ち慳吝(けんりん)となり、
鄙嗇(ひしょく)となり、
反(かへ)って雅道(がどう)を傷(やぶ)る、
譲(じょう)は懿行(いこう)なり、
過ぎれば則ち足恭(そくきょう)となり、
曲謹(きょくきん)となり、
多くは機心(きしん)に出(い)づ。
語訳：倹−倹約、節約 慳吝（けんりん）ー物惜しみすること。
鄙嗇（ひしょく）ー下品な、卑しい物惜しみ 雅道ー上品な趣味
譲：ゆずる態度 懿行（いこう）ーうるわしい行為
足恭（そくきょう）ーあまりにうやうやし過ぎる
曲謹（きょくきん）ー曲がったひかえめ
機心（きしん）ーいつわりたくらむ心
(3)古典漢文
倹 美徳也。
過則為慳吝 為鄙嗇。
反傷雅道。 譲 懿行也。
過則為足恭。 為 曲謹。
多 出機心。
(4) 陰陽(易経)思考法
＊＊ マスコミと道徳観＊＊
現代の世の中で正義感の強い業種は何だろうか、一番はやくざの人達であ
る。異論はあるだろうが心の内だけを考えた時、間違いなく極道と言われ
る人達がトップである。 続いての正義感、道徳観を発揮しているのがマス
コミの人達であろう。 政治に、スポーツに、芸能人に、有名人に対して道
徳観を基準にして追い詰めていく言動はすさまじいものがある。
言論の自由を武器に主要な人物の行動の自由を拘束していくのである。
国民読者の多くの人々に知らしめる義務があり、その仕事上の正義感から
主要な人の人間性、言動、生活の過去から未来までの事実をえぐり出して
推定仮定して行く執念、記者魂は止まることをしらない。
ある時は偽り、虚飾を繰り返し相手の迷惑を顧みず文字と映像と言葉の
暴力で追い立てていく。 このマスコミの言論の自由という暴力が主要な人
達の行動の自由を奪っていく。
マスコミの人達は道徳観と正義感が行き過ぎるのである、すべて過ぎる事
が他人の言動には道徳という基準を当てはめ議論し、反省を求めていくが
自分の言動に対しては道徳、正義感と言うものさしは忘れてしまっている
のである。 現代のようにインターネット等情報網が発達してくるとこの
行き過ぎが悪徳の権化になりつつある。
この風潮が一般の人たちにも蔓延して他人を批評することが偉いと言う
錯覚を起こしていく。この芸能人、有名人への面白おかしく追求して行くマス
コミの言動が子供たちのいじめの遠因、起因になっているのではないだろう
か。 道徳とは自らを戒めるものさしであり、他人を批判する道具に使えば
悪徳の基準になってしまう。
道徳を学ぶ人間の陥る魔境に気をつけなければならない。
「君子は則ち身自ら厚う責め、薄く人を責む」の教えの通り他人には寛容が
重要ことである。
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************ 世渡りと生きがい〔素読の行）vol 35****************
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[ １ ] はじめに
[ ２ ] 漢文読み下し文
[ ３ ] 古典漢文
[ ４ ] 陰陽(易経）思考法
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(1) はじめに
顕在意識に秀でた人は潜在意識が劣っている。現在の世の中は顕在意識の
優れた人を望んでいる。真実は潜在意識の想像力、創造力に富んでいる人
を社会は求めているように切り替わっている。 学校は顕在意識の知識を
重視して、社会は潜在意識の創造力、発想力の富んだ人を求めている。
(2)古典読み下し文
老子ー第３章
賢（けん）を尚（たっと）ばざれば、
民（たみ）をして争（あらそ）わざらしむ。
得（え）難（がた）きの貨（か）を貴（たっと）ばざれば、
民（たみ）をして盗（とう）を 為（な）さざらしむ。
欲（ほっ）す可（べ）きを見（しめ）さざれば、
民（たみ）の心をして乱れざらしむ。
是（ここ）を以（もっ）て聖人の治（おさ）むるや、
其（そ）の心を虚（むな）しくし、
その腹（はら）を実（みた）し、其の志を弱くし、
其の骨をを強くす。
簡訳： 政治を為す者が賢い学者、知識人を偉い人と思わせる世の中に
しなければ、国民は互いに競わず、争わず平和となる。
世の中が手に入らない、贅沢な物を大切にしなければ国民は盗みを
しない。 皆が欲しがるような物を公表しなければ国民は心を乱す
ことはない。
このように名誉欲、知識欲、権力欲、物欲を推し進める政治を行わずに
無欲の政治を行って、国民の自己表現を弱くして、腹を満たし食べさせ
名誉心を少なくし、骨の太い健康な国民にすべきである。
(3)古典漢文 -老子第３章
不尚賢、 使民不争。
不貴難得之貨、 使民不為盗。
不見可欲、使 民心不乱。
是以聖人治、 虚其心。
実其腹、弱其志、強其骨。
(4) 陰陽(易経)思考法
易経に６４卦の配列は 井（せい）の後に革（かく）が置かれている。
井（せい）とは井戸である、革（かく）とは改革である。
井戸は古くなると内壁が崩れ落ちて土、ほこりが溜まったりするので
時々底から掃除して土、ほこりを取り去り清潔にしなければならない。
従い井の卦の後に革の卦が置かれている。
井戸は水が湧き出て皆が養われるが長くそのままにしておくと飲み水
には適さなくなる。国家も同じように古い制度を変革しなければ国民が
住みにくい世の中となる。
革の卦の互卦をみると変革には時機に遇うこと。ー 遠謀深慮を持ち改革
にふさわしい人物が出てくること。ー 遠謀なだけに現代の考えだけで判
断する国民からみると期待に反する革命が実行される。
革とは井戸の水を空にして底から掃除した改革であり、少し汲み出し新
しい水の入れ替えを幾度も繰り返すようなことではいつまで経っても新
鮮な水にならないことである。
易経では、革の後に鼎(てい)が配置されている。
革とは言い換えれば破壊であり、鼎(てい)とは 創造、建設である。
同じ土地に家を立て替えるのに、古い建物を破壊、崩壊させずに新しい
家を建設することはできない。
現代の日本では政界と金融界が改革、破壊が行われないで次の鼎(てい)
ー創造、建設が行われようとしている、世界は一変している、部分の改変
だけでは国民を豊かにする事ができない時機に来ている。
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