世渡りと生きがい NO76〜80


目次 D
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***********世渡りと生きがい〔素読の行)vol 76**********
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  [1]古典言行録-寛にして畏れられ、厳にして愛せらる。
  [2]古典読み下し文-黄雀を見て深井を忘るるは
  [3]古典漢文- 見黄雀而忘深井、
  [4]陰陽(易経)思考法-非政府組織の慢心。
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[1]古典言行録
     寛(かん)にして畏(おそ)れられ、厳(げん)にして愛せらる。
                     宋名臣言行録(そうめいしん げんこうろく)

      寛而見畏、厳而見愛。   宋名臣言行録

 訳: 寛大に接してもある一部からは恐れられ、
    厳に接してもある一面から愛せられる人物にならなければならない


[2]古典読み下し文

     資治通鑑(しじつがん)

    黄雀(こうじゃく)を見て深井(しんせい)を忘るるは、

    智者(ちしゃ)の為(な)さざる所なり。


  簡訳: 空を飛ぶ雀をねらい気をとられて、自らの足元の深い落とし穴
    に落ちることは、智者の為すことではない。
      他人の行動を暴いて落とし入れようと必死になり、他人からの
      策略にはまることは真の知恵ある人間ではない。


[3]古典漢文


     資治通鑑

    見黄雀而忘深井、

    智者所不為。


[4] 陰陽(易経)思考法−非政府組織の慢心。

  鈴木宗男議員が自民党を離党した。この争動を報道関係者が陽の眼で
  記し、報道したがこの章ではこの一連の政治家を陰の眼で検証して
 記してみます。

    21世紀に入って経済において攻めから守りの経営に代わっています
    中内功氏の攻めから守りへの切り替えが出来ずにダイエーから退い
   ています。   K1のようなスポーツにおいても攻撃より守りが強く 打たれ
   強いサモアの怪人と言われるマーク・ハントが優勝しています。 
 

    政治の世界も攻撃に強い政治家でなく、打たれ強い守りに強い特質
  の人が求められているのではないだろうか。    今回の争動の発端は
  上から組織図を記すと

  小泉首相---

    ----田中外務大臣

   --------外務省・野上事務次官

   ----------------ピースウインズ、ジャパン・大西健丞氏

 アフガニスタン復興支援国際会議に
 田中宗男議員圧力−> 外務省が出席を認めずー>  大西健丞氏

 大西健丞氏は民主党菅議員を通して田中外務大臣に出席許可願い依頼。
 事の発端は外務省から出席を認めないと決定されたことを民主党を通して
出席を強硬に求めたことが大きな騒動に発展したのです。

 陽から見た場合は鈴木宗男議員が問題となっていましたが、組織の統率
 の面から考えると下部のNGO組織の大西氏が外務省の指示に従うことが
 当然とるべき姿勢であろう。

 このピースウインズ、ジャパンの大西健丞氏は朝日新聞紙上で「お上の
 いうことはあまり信じない」 と公言していることに腹を立てた鈴木宗男
議員が外務省に大西氏を支援会議に出席を認めないように指示した
 と伝えられる。

 ピースウインズ、ジャパンは政府から外務省を通じて2000年度6600万円
の支援額(同団体HP参照)を受けている人間が裏ではお上、外務省、日本
の政治は信じないという言葉を出す人間には一切政府から資金援助すべ
きではない。
 NGO(非政府組織)の人間がお金を得ておきながら政府を批判する態度は
 統率の観点から断罪に値する行為である。

 増しては今回は日本の組織の混乱を起こした張本人であるから次に暴
 かれ、非政府組織から税金依存組織の団体と名称変更すべきである。
   

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***********世渡りと生きがい〔素読の行)vol 77**********
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  [1]古典言行録-一利有れば、必ず一弊有り
  [2]古典読み下し文-子曰く。君子は和して同ぜず。
  [3]古典漢文-子曰。君子和而不同。
  [4]陰陽(易経)思考法-
   **清く美しく真に紀(のり)を正す女性議員の本質**
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[1]古典言行録

   一利(いちり)有(あ)れば、必ず(かなら)一弊(いちへい)有り。
             有一利、必有一弊。  俗言

   簡訳: 物事には一つの利点があれば、必ずその裏に弊害がある。

[2]古典読み下し文

     論語

     子曰く。君子は和して同ぜず。

     小人は同して和せず。

    簡訳: 君子は人との和を大切にして人との親しみを持つが、常に
         道理にかなうかを考えるからすべてに同調することをしない。
       小人は考えに媚びへつらい同調するが人と和することを
         しない。

[3]古典漢文

     論語

     子曰。君子和而不同。

     小人同而不和。


[4] 陰陽(易経)思考法

  ** 清く美しく真に紀(のり)を正す女性議員の本質 **
                                  紀(のり): 秩序をただすこと。

人間の心理には、自らの奥底に隠れている弱、汚、醜悪な面を持っている。
他人から自分と同じ短所、弱、汚、醜悪な面を表現され、見せつけられ
ると自らの表面意識の正義感によってその人間を嫌悪敵視して罵倒す
る言動を発してその敵対者を攻撃する習性を持っている。

 この行動心理を証明する騒動が今国会で行われている、辻元清美氏と田
中真紀子議員である。

 清美氏は国会において厳しい質問をして名を上げた議員であった、ソー
リ、ソーリで一躍全国に知れ渡った、又最近では貴方は嘘の綜合商社で
あると鈴木宗男議員に決めつけた、小泉首相にはカッコイイシイです。
 と罵倒していた。 その追求の矢面に立っていた人が自らが嘘の綜合商
 社を作っていて  I am sorry.といって国会議院を辞任してしまい、そ
 の辞職記者会見の席で議院記章を外しますとテレビカメラの前で潔さ
 を、カッコイイシイをやってのけたのである。 今までの名文句はすべてが
自分自身の恥じ、汚点、醜悪な面であったことの証しを晒してしまったの
である。
 攻撃一辺倒の人は防御が下手であり、立つ鳥後を濁さずの俗言の逆を行
く言葉を残してしまった。
 秘書給与の指南役の名前は公表することはご勘弁願いたいと党の身内
 を落とし入れる言葉を残してしまったのである。

 田中真紀子議院については田中角栄という偉大な父の威光を背にして
 現在の国会議員すべて父角栄に媚びへつらい従ってきた姿が目に焼き
  付けているが如く他の国会議院を見下し、歯に衣着せない発言を首相に
 対しても行い、外国記者に対しても、堂々と批判、罵倒を繰り返し、自ら
の正義感を持ってバッサリと切り捨て小気味良い名文句を数多く発し
て国民の人気を集めてきた。
 最近では中国に招待され日本の政治内情の恥部を洗いざらい発言した
ことを政治記者から非難されていた。  此の数々の名言も父角栄の政治
姿勢が今色濃く残っている恥部を吐き捨てるように批判している田中
真紀子議院は自らの心の奥底に潜む角栄細胞の醜悪な汚辱な面を現代
日本政治界に表現されていてその内面と同じ恥部を自らの名言銘刀と
 鋭利な眼光で切り刻んでいるのである。

 この二人の共通な面は清く美しい、真に紀をただす正義感、攻撃色の強
 い人であるが防御が弱く、もっと守りを固め、打たれ強くならなければ
政治界では生き残れない。
 もう一つ大切のことは言ってよいことと悪いことを選別を厳しくする
ことであろう。 頭に浮かんだことは身内に迷惑になることも考えずに
 口から漏れてしまうのでは責任ある重役は遠のいてしまうことであろ
 う。
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***********世渡りと生きがい〔素読の行)vol 78**********
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  [1]古典言行録-義を行いて毀誉を顧みず
  [2]古典読み下し文-国大なりと雖も、戦いを好めば必ず亡び、
  [3]古典漢文-国雖大、 好戦必亡、
  [4]陰陽(易経)思考法-現代世相は短距離型秀才優位
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[1]古典言行録

      義(ぎ)を行(おこな)いて毀誉(きよ)を顧(かえり)みず。

                行義 不顧毀誉。  戦国策

  簡訳: 正義を行なうには そしられたり、ほめられたりすること
           を考えてはならない。

[2]古典読み下し文

     漢書

  国(くに)大(だい)なりと雖(いえど)も、

  戦(たたか)いを好(この)めば必(かなら)ず亡(ほろ)び、

  天下(てんか)平(たい)らかなりと雖(いえど)も、

  戦(たたか)いを忘(わす)るれば必(かなら)ず危(あや)うし。


[3]古典漢文

      漢書

     国雖大、 好戦必亡、

     天下雖平、 忘戦必危。


[4] 陰陽(易経)思考法ー 現代世相は短距離型秀才優位

 現代の金融界、大企業、政治界、医療界、官僚、司法関係、報道関 
係などあらゆる仕事に携わる統率者は22〜25歳ぐらいまでの知識秀
 才だった人に限られている。

 この若き時に秀才だった人が今あらゆる分野で苦境に立たされてい 
る、これはすべて自ら招いたうわべだけの飾り、表面だけの理由づけ 
による言動が世界競争に通用しないことで世界一の貿易黒字国が先  
進国の中で一番の赤字国となっている。

 大銀行は表面だけを修飾して顧客に大迷惑をかけたり、大企業の社
  長は海外の会社に吸収合併されたり、医療関係は初歩的誤りにより
  多くの患者に死に至らしめたり、官僚は決断回避を10年、15年と遅ら
  せ多くの国民の生活を苦しめたり、司法は60年前の法を問題視せず
  にいたり、報道関係は道徳を規範としてあらゆる業種を追求するの
  に自らの言動の不道徳は報道(言論)の自由で隠してあらゆる分野の
  人間の心を踏みにじっていく言論の暴力となっている。

 政治界は人の過去を暴きたて、政は行わずに悪口の言い合いして、国
 民の是非を問うべきと口癖のように言い合い、選挙、選挙と首相の任
 期が平均一年と言う短さでは690兆円の赤字国債地方債は当然の結果
 であろう。

  すべての問題の根幹には過去25歳までの知識秀才人がすべてを現代 
 を支配していることに問題がある。
  20世紀の後半までの西洋とアメリカを真似ることで進展してきた社
  会では知識秀才人の働きは有効であったがこれからの時代は未開の
  文化、経済、社会を邁進開発していくためには潜在優秀者、感性優秀
  者が求められている。

  25歳までの秀才人は短距離走者であり、全体を統率する年齢には秀
  才無能力者となっている。 その短距離走者が42.195Kmのマラソンを
  走っているのと同じで日本のすべての分野の上層部は倒れる寸前で
  経営、統率の真似をしているだけである。

 潜在優秀者は長距離を多方面の経験をして苦労、下積み、努力を重ね
 多くの統率者の経験を観察してその全体を体感して地道に歩んでき
 ている。    これからの21世紀時代は感性優秀者の支配、統率指揮す
 る時代に入っている。
 従い今の日本のあらゆる分野の秀才無能力者が引退し一新した人事
 に至ったときに初めて日本の夜明けが訪れるのではないだろうか。
  ここで問題のとなるのは統率者とその下の役職者の資質が違うこと
  である。

  A.統率者(社長又は最高指揮者)の資質は
      大局から状況を見る力があること。(陰的、鳥瞰する観察力)
      決断が速く、意志強固
      細部に拘泥しない。
      どこか欠点を持つが寛容、徳と魅力に満ち溢れている。

  B. 役職者(社長を支える幹部)の資質は
     知識優秀である。
     あらゆる細かいこともおろそかにせず、変化に敏感に対処して隙や
     欠点があってはならない。

日本の統率者は B の最優秀者が Aの地位となるため大企業経営者、
 大銀行の社長、頭取となるため唯最高地位にいるだけで自らの仕事の
 対処方法は A の役割は到底できなく、海外経営者に狙われる団体に
 陥落するのである。

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***********世渡りと生きがい〔素読の行)vol 79**********
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  [1]古典言行録-諌めて逆らわず。
  [2]古典読み下し文-善を為す者は天 之に報ゆるに福を以てし、
  [3]古典漢文-為善者、 天報之 以福、
  [4]陰陽(易経)思考法-動物虐待と犯罪
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[1]古典言行録

        諌(いさ)めて逆(さか)らわず。
             諌而不逆。    礼記

   簡訳: 両親に間違いがあった場合それを改めさせる努力を
        しても、対決姿勢で反論したりはしない。
        親に対する孝行の礼を表現している。

[2]古典読み下し文
    荀子(じゅんし)

  善(ぜん)を為(な)す者は

  天(てん) 之(これ)に報(むく)ゆるに福(ふく)を以(もっ)てし、
       
  不善(ふぜん)を為(な)す者は、
 
  天(てん) 之(これ)に報(むく)ゆるに禍(わざわい)を以(もっ)てす。


[3]古典漢文

    荀子

    為善者、 天報之 以福、

  為不善者、 天報之 以禍。


[4] 陰陽(易経)思考法ー動物虐待と犯罪

   最近虐待された犬が見つかったり、矢が刺さった鳩が飛んでいたり
   して悪戯された多くの動物が見つかっている。
   このいたずらした者が次に行うことはより大きな犯罪を犯していく
   ことに繋がっていく。

   従いいたずらされた動物が見つかった近くでは今後犯罪があること
   を予告されたことになる。
  善の行いをする者はより善を行うことに喜びを求める習性がある。
 悪行についても一悪、一悪と重ねていくとより最悪の方に飛躍してい 
  くのである。
 
  数年前の例で神戸幼児殺人事件の14才の少年の行動から悪への飛躍
 行動を調べてみよう。
 少年の精神分析の結果が重度の行為障害という診断がなされている。
 
 行為障害(アメリカの精神医学会の統計マニュアル)よると 
  
  ◎しばしば他人をいじめ、脅迫し、威嚇する。
  ◎しばしば取っ組み合いの喧嘩をはじめる。
  ◎重大な身体的障害を与えるような武器を使用したことがある。
  
  ◎人に対して身体的に残酷であったことがある。
  ◎動物に対して身体的に残酷であったことがある。 
  ◎被害者に面と向かって行なう盗みをしたことがある。
  
  ◎性行為を強いたことがある。
  ◎重大な損害を与えるために故意に放火したことがある。
  ◎故意に他人の所有物を破壊したことがある。
  
  ◎他人の住居、建造物または車に、侵入したことがある。 
  ◎義務を逃れるために、しばしば嘘をつく。
  ◎価値のある物品を盗んだことがある。
  
  ◎親の禁止にもかかわらずしばしば夜遅く外出する。
  ◎一晩中、家を空けたことが少なくとも2回あった
  ◎しばしば学校を怠ける。

 これらの項目の 一年間に3つ以上あると行為障害となる。
 この少年は十件以上該当するので重度行為障害となっている。 
 
  功過格(陰隲録の善悪功過格表)で検証してみると
  
     32.  善行,功過計算表 を参照


   一悪の
      ・約束に背くこと。
      ・不作法なる所行をなすこと。
     ・人畜の疲労を憐れまぬこと。 
     ・害虫の類を殺すこと。 》から始まっている。
  三悪の
     ・人の不法に対して立腹すること。 
     ・尊卑の秩序を破ること。 
     ・打ち懲らすべからざる人を打つこと。
     ・畜類を殺すこと。
  
  五悪の  
     ・人の悪口を言い人を害すること。 
     ・他人の家畜を殺すこと。》 と飛躍していき  
  十悪の  
    ・人畜 殺戮(さつりく)の道具を所有すること。
  
  三十悪の
    ・誹謗(ひぼう)を作り設けて人を傷つけること。
           誹謗: 悪口を言い立てること。
  五十悪の
     ・死骸を放棄すること。
  百悪の   
     ・人を死せしむること。
    このように一気に飛躍していき期間が一年ぐらいで
  殺人を犯す精神、行動になっている。
  この起因は、可愛がってもらったおばあちゃんが神戸大地震で亡く
 なったことであると、記しているが真実は0〜5才までの母親の抱擁
 的愛撫の愛の不足が基因であろう。
 陰の陰である0〜5才の育成(陰)がしっかりしていれば、環境が悪
  くとも枝葉がすくすくと伸びるごとく、正常に成長するのである。
 
  神戸大地震では6000人余が亡くなっているもしおばあちゃんの死
 が起因であれば同じような事件が数千件近く起きているはずである。
  
  今幼児虐待の事件が相次いで起きている事を考えると今後虐待を受け
  た子供たちが動物虐待から始まり大きな犯罪を犯す事件背景を作り出
 しているように思う。

 
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  [1]古典言行録-璧を完うして帰らん。
  [2]古典読み下し文-天の聡明は我が民の聡明に自う。
  [3]古典漢文-天聡明、自我民聡明。
  [4]陰陽(易経)思考法-自然の荒れは人心の乱れの凝集
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[1]古典言行録
        城(しろ)入(い)らずんば臣(しん)請(こ)う、
         璧(へき)を完(まっと)うして帰らん。
             城不入、則臣請 完璧 而帰。 (十八史略)

    簡訳:   完璧(かんぺき)ー完全無欠、の語源となった言葉、
      「和氏の璧ーかしのへき」 という趙(ちょう)の宝物を秦国から 
 城と交換しょうと申し入れがあった、趙の恵文王に家臣の藺(りん)
 相如(しょうじょ)が申し出た。 城との交換交渉が成立しなければ璧 
 を守り通して持ち帰りましう。
  約束通り璧を守りを完うして持ち帰った。

[2]古典読み下し文

      書 経

      天の聡明(そうめい)は我が民の聡明に自(したが)う。

   天の明畏(めいい)は我が民の明畏に自(したが)う。

   語釈−  聡明:物事が良く見え良く聞こえ、賢いこと。
              明畏:賞罰、明暗

 [3] 漢 文

      書経

      天聡明、自我民聡明。

   天明畏、自我民明畏。

[4] 陰陽(易経)思考法ー自然の荒れは人心の乱れの凝集

 イスラエル、パキスタンとの抗争、アフガニスタンの戦乱、北朝鮮 
の干ばつ、ひでり、又アフガニスタン、ユーゴ、台湾、ロサンゼルス 
の地震、神戸大地震と大きな戦乱自然災害が世界各地で起きている。
戦争は人と人との争いであるのは当然のことであるが自然災害も人災 
の現れではないか思えてくる。

その国々の人心の乱れ、争う心、その乱れた気、その心の凝集が何十
年、何百年と蓄積してその土地の気の曇りとなり警告を発するのが地
震、気象の乱れ、干ばつ、洪水などの大きな自然災害を起こして清浄
化しているのではないかと思われてならない。
戦争、戦乱があるところ必ず自然災害、大地震が襲っている。

日本の現状を顧みると此の十年不景気の期間が長期化していろいろな
事件が起きている。
若い人の考え方の基に大きな事を、目立つことをやってやるという言 
葉を良く聞くが、「少年よ大志を抱け」の大きなことは善においての
行動を指しているが最近の若者が悪においての目立つことめざしてき 
ている。

悪事に置いての大きな、目立つことは苦労、努力は必要がなく自ら 
の気の赴くままに流されて自らに負けて自らの心の制御、調整ができずに
抑えることができずに他人を傷つけ巻き込む最悪の姿、犯罪を起こしている。
大きな、目立つことをやってやる。ー 目立つことで大きな善行為に 
行うには10年、20年の苦労、努力と精進が必要であるが
悪行為において行うことは努力、長期の苦労無しで可能である。

 同じように政治家の間にも目立つ、大きな事をやるために国家の金を
 自らのふところに入れるために政治を行っていて、辞めさせられた人
 まだ辞めていない人、正当化する人、隠れて自らの欲のために行動し
 ている。 上の人、大人が悪行で目立つ人が多ければ若い人がその真似
 をしているのを責められない世の中である。

  このような人心の乱れの凝集を清浄するために日本の未来にはどんな
 大自然災害が用意されているのであろうか、さては戦争が用意されて
 いるのであろうか。
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